パクウネ前大統領の失脚から、新大統領を選ぶ日が迫ってきました。
私は、日本人なのでもちろん韓国大統領選に投票はできないのですが
韓国大統領選について韓国に住む外国人として思ったことが幾つかありました。
大統領選の大まかな情報は日本のニュースでもやっていますし
各候補者についての情報を詳しく知っても面白くないので
私が面白いなぁと思った韓国の選挙システムについてです。
- 投票者に候補者情報が記載された冊子が送られてくるところ。
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各候補者の公約、経歴などが書かれた冊子が送付されます。 |
韓国では各有権者宛に選挙候補者の公約や情報が書かれた冊子が送られてきます。
私はとても良いと思いました。
なぜなら、候補者の情報を自分から探す有権者は少ないと思ったからです。
私もそうです。
候補者一人一人の公約を一つずつ探し、検索し、集め…候補者の経歴を調べ…
候補者が2、3人ほどなら分かりますが、何人もいる候補者の情報を調べるのはとても手間がかかります。
大切な選挙を軽く見ているのでは、有権者ならばそれくらいの労力をはらうのは当然である。という意見も分かりますが、
老若男女すべての有権者が選挙に関心を持ち、投票権を行使してもらうには
少しでも有権者と候補者の溝を狭めることだと思います。
そのためであれば多少費用がかかっても、冊子を送るのは良いことだと思いました。
インターネットで検索して候補者の政策や公約を見ればいい。という意見も理解できますが、
インターネットで候補者について検索する人は、もともと選挙に関心ある人たちだとおもいます。また、インターネットが使えない人はどうなる?とう議論にもなると思います。
選挙への関心を高め投票に来てもらうことが重要だと考えると、
本人が望む望まない関係なしに、
すべての有権者へ選挙候補者の公約、経歴などの小冊子を送付することは有効な方法でないでしょうか。
読まずに捨ててしまう人もいるでしょう。
それは、その人の個人の自由です。
しかし、冊子を送付することによって有権者の手間を省き
少しでも選挙が近い存在になれば良いのではないでしょうか。
韓国人の主人宛に送られてきた冊子の中身です。